第四話 ベッド

167 行 2026/06/12 04:23
 椅子に座った優馬の足の間に陽菜は居る。  床に座って、手を床に付いて、少しだけ前傾姿勢になっている。  優馬の股間はすでに大きくなっているが、陽菜は気が付かないフリをしている。すぐにでも手で優馬のズボンを脱がして大きくなった股間を取り出したい衝動にかられている。しかし、陽菜は優馬を襲いたいのではない。優馬に襲われたいのだ。 「先輩。ごめんなさい。滑っちゃいました」  陽菜は優馬に謝罪の言葉を投げかける。 「ん・・。あっ・・・。うん・・・」  優馬は陽菜からの言葉を聞いたが、すでに視線は一点を見つめている。  陽菜のブラはすでに役目をはたしていない。  そして、大きめのTシャツを着ている陽菜の胸元は上から見れば中がはっきりと見えてしまう。  そう、優馬は陽菜の胸を凝視していた。  大きくなった股間を見て陽菜はこれからのことを考える。  絶対に挿入してもらう。犯してもらう。それしか考えていない。  もう一度、陽菜は立とう腕に力を入れる。  前傾姿勢だった体勢がもっと顔が優馬の股間に近づく結果になる。  慌てたのは優馬だ。 「ダメだ!」  急に大きな声を出す優馬。 「え?」  キョトンとする陽菜。 「あ・・・。疲れたのだろう?陽菜ちゃん」  なぜか言い訳を始める優馬。優馬は陽菜が自分を誘惑しているとは思っていない。思っては居ないがどうしていいのかわからない状況だ。ただわかっているのは見てしまったおっぱいを触ってみたくなっているのだ。 「え・・・。あっそうですね。先輩のことが心配で気が張っていたから、疲れちゃいました。ぶつかってしまってゴメンなさい。痛くなかったですか?」 「うん。そうだよね。ゴメンね。うん。痛くないよ。大丈夫。それよりも、陽菜ちゃんは大丈夫?ベッドがあるから休む?」  優馬は自分が何を言っているのかわからない状況になってしまっている。  おっぱいを見たこともそうだが女の子に大きくなった股間を見られていると思ってパニックになってしまっているのだ。このままだと、大きくなってしまった股間をごまかせないと思って陽菜が体調悪そうにしているからベッドに寝かそうと考えたのだ。 「え・・・。そうですね。少し横になれば楽に・・・。なりますよね?」 「そうだよ。少しだけでも休めば楽になるよ」 「わかりました。先輩。足に力が入らないから肩を貸してもらっていいですか?」 「もちろんだよ」  優馬は陽菜の腕の自分の肩を入れて抱きかかえるようにして立たせる。  フリーになっているおっぱいが優馬の腕にあたって優馬を誘惑する。視線を下げればはっきりとおっぱいが見えるのだ。優馬は気が付かなかったが陽菜が座っていた場所には水のような物でできたシミができていた。大きくは無いがジャージにも同じシミができているのだ。  そのまま優馬は陽菜を抱きかかえるようにベッドに運んだ。  ベッドに横にしてから、どうしようかと悩んでいる。そして、外を見ると夕暮れが濃くなっていて夜の帳が降り始めている。 「陽菜ちゃんは市内だっけ?」 「えっあっ違います。でも、自転車で通っています」 「そう・・・」 「先輩。帰っていいですよ。少し寝たら気分がよくなるかもしれないし薬も持っていますから大丈夫です。先に帰ってください」  ここで帰ってしまうような人ならそれまでだと思って陽菜が提案する。襲われたいが、優しい先輩に襲われたいのだ。暗くなる学校に女の子を一人残して帰るような人に襲われたくはない。 「ううん。俺も少し疲れたから、もう少しココにいるよ。それに、俺も自転車だから、陽菜ちゃんを送っていくよ」 「え?そんな・・・。悪いですよ」 「ううん。治療してくれたお礼だよ」 「え・・・。あっ・・・。わかりました。ありがとうございます。お願いします。少し寝ます」 「うん。少しでも寝れば気分も良くなるだろうね」  陽菜は勝った気持ちになった。あとは、先輩が保健室から出ないようにすればいいだけだ。  ベッドの周りのカーテンを優馬が引いてくれる。 「おやすみ。俺は、横のベッドに居るから、何かあれば声かけて」 「わかりました」  優馬はそれだけ言って隣のベッドに腰を下ろす。  自分の股間がまだ大きいいままなのをなんとか落ち着かせようと思っているが、ここでオナニーをするわけには行かないし、横になって忘れようと努力をするが、全ては無駄な努力だった。  寝ているはずの陽菜から時折悩ましい声が聞こえたり、布団を蹴るような物音したり、何かを触るような音もしている。その度に陽菜のことが気になってしまっている。 「うーーん。あつ・・・い・・・。じゃ・・・ま・・・」  優馬には聞こえるように陽菜が寝ぼけている雰囲気を出しながら声を出す。  そして、優馬が寝ている方のベッドの近くに何かを投げる。  優馬は気になってベッドから身を乗り出して、落ちたものを確認した。  優馬には見覚えがあった。Tシャツから見えていたブラが目の前にある。優馬は誘惑に負けてブラに手をかける。同じ位置に落とせば大丈夫。そんなわけもわからない言い訳をしながら、陽菜の身につけていたブラを手に取る。  少しだけ暖かいブラを手に持って、陽菜の乳房を覆っていた部分に自分の顔を近づける。  さっきまで嗅いでいた匂いをもっと強くした匂いが優馬に襲いかかる。自分が何をしているのか理解した上で辞めることができない。  陽菜も優馬がブラを拾ったのを認識している。もう勝ったと思っているが攻撃を止めない。  今度は靴下を脱いで同じように落とす。優馬がどうするのかを確認したかったが、優馬は靴下も拾った。  そして、もぞもぞと動き始める。  そう、優馬は我慢ができなくなってしまったのだ。このまま我慢していると、陽菜を襲ってしまうかもしれない。そう考えて、オナニーを始めてしまった。ブラの匂いを嗅ぎながら陽菜の脱いだ靴下を股間に当ててこすり始めた。  すぐに射精してしまった。靴下を汚してしまったことに動揺した。 「た・・・」 「え?」  陽菜が何かを言っている。優馬は息を殺して陽菜の眠っているはずのベッドに近づく 「たく・・・。だめ!なんで!いや!止めて!ダメ!ヤダ!!!」  最後は絶叫になっている。慌てて、優馬はカーテンを開けて陽菜を見る。  目をつぶって涙を流している。 「たくや・・・。なんで・・・ことするの!」 「え?」 「ダメ!馬鹿!止めて!中に・・・!ダメ!」  陽菜はベッドに必死になにかから逃げるように暴れる。  優馬は目の前で発生していることが理解できないでいる。 「陽菜ちゃん?」  努めて冷静に優しい声で陽菜の名前を呼ぶことしか優馬にはできない。 「・・・」  陽菜は薄めを開ける。 「えへ。優馬さんだ!大好き!」  寝ぼけている雰囲気を装って陽菜は優馬の名前を呼んだ。普段は、先輩としか呼んでいなかったから名前を呼ばれて優馬が固まった状態になってしまった。  心配になって顔を近づけてベッドの近くまで着ていたことで勘違いされたのだと、優馬は考えた。 「あはっやっぱり夢ですね。優馬さんが、汚された私なんかを・・・。でも、夢なら・・・」  夢を見ている雰囲気を出しながら優馬を抱き寄せる。  抵抗することなくブラをしていない胸に顔を埋める形になる。優馬は、陽菜の甘い匂いにすっかりと理性が飛んでしまっている。すでに、陽菜のブラと脱いだ靴下をおかずにオナニーをしてしまっている。一度はおさまった股間がまた大きくなってくるのが解る。 「陽菜ちゃん?寝ているの?」  心臓の音が早くなっていく、優馬は耳に入っているのが陽菜の心臓の音なのか自分の心臓が激しく脈打っているのか判断できない。ただ理解できている事は、股間が痛いほどに大きく、固くなっていること、陽菜の胸の柔らかさ・・・。そして、どこから匂っているのかわからない心地よく自分を誘うような匂い。  そして、もう止められそうにないことがわかった。  陽菜はもちろん寝ていない。  優馬の心音が早くなっていることも自分の心臓が激しく脈打っていることも、自分の股間がおもらしをしたかのようになっていることを、胸に感じる優馬の息遣いを、そして優馬が話しかけている内容もわかっている。 「ん・・・」  まだ寝ているフリを続ける。優馬の頭を胸に押し付けながら寝たフリを続ける。  優馬は陽菜の腕を解いてベッドに上がる。  ベッドの軋む音がする。陽菜は寝返りを打つふりをして優馬のスペースを作る。 「あつい!」  そういって肩にかかっていた毛布をどけて、お腹あたりまであった布団を腰までめくる。上半身が顕になる。

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