第一話 お父さん

69 行 2026/06/19 16:23

 私は高校二年生の女子です。
 エッチなことには少しだけ本当に少しだけ興味がある。普通の女の子です。

 私が好きなのは、おしっこを我慢した状態で、クリトリスを触るオナニーです。

 私の家は、少しだけ普通のご家庭と違っています。家族と言っていい人は誰も居ません。高校生にして一人で生活をしています。

 お母さんが居ません。妹と弟を連れて出て行ってしまいました。お父さんと喧嘩したのが原因ですが、それだけではないのは知っています。喧嘩の原因も知っています。全面的にお父さんが悪いのです。
 私は、17歳なので、お父さんとお母さんが離婚をするときに、どっちに着いて行くのか選んでよいと言われました。

 最初は、お母さんのところに行こうと思いました。
 お父さんと居ても、幸せにはなれそうに無かったからです。

 でも、私の決断を家庭裁判所で告げる時に、お母さんは来ませんでした。妹が行かないでと泣いたのが原因でした。
 その時に、私の心を支えていた物が折れた音が聞こえました。お母さんは、口では私が大事だといいながら、お父さんに復讐したいだけなのでは?お父さんから全てを取り上げようとしているのでは?私よりも、妹と弟が大事なのでは?
 そんな気持ちがこみ上げてきました。

 お母さんの代理人さんは、そんなことはないと言っていますが、口だけで説得しているのがわかりました。
 お父さんは、家庭裁判所に来てくれています。私が決断するまで、家ではなく会社の近くにあるウイークリーマンションに泊っています。私の決断を尊重するためだと言っています。そして、お父さんは勉強して代理人に任せるのではなく自分で、自分の考えを私に伝えてきます。”俺と一緒だと大変だから、お母さんの所に行ってもいいから、成人式と結婚式には呼んで欲しい”と泣きながら言ってくれました。
 お父さんには悪いけど、私は、結婚に希望が見えない。だから、結婚はしない。お母さんとお父さんを見てきた。男の人が怖いとは思わないけど、結婚がしたいとは思えない。
 正直にお父さんに告げると困った顔をして、”俺の責任だ。ゴメン”と謝ってくれました。
 お父さんは少しだけ誤解しています。私が結婚したくないのは、お父さんの態度も多少は原因ですが、殆どはお母さんです。結婚する事が出来たら、私もお母さんと同じ様になるのではないかと思うと吐き気が襲ってくるようになっていた。

 私は、お父さんの所に残る事にしました。
 代理人さんは驚いていました。
 私は、代理人さんと交渉しました。交渉を頑張りました。私が、住んでいる家はお父さんのお父さんが建てた家です。私は、この家を貰う事になりました。
 もともと、お母さんには相続する権利がない物です。離婚を理由に貰おうとしていたようです。浅ましい人です。お母さんですが軽蔑してしまいました。代理人さんは、私にも誠意が見える態度で接してくれました。

 家は、私がお父さんから譲り受ける。
 お父さんは、給料の20%をお母さんに慰謝料として支払う。しかし、それは妹が成人するまでの期間。お父さんが、その前に仕事が出来ない状況になってしまったら、支払いは免除される。
 他にも細かい条項は付いたのですが、これでお父さんとお母さんの問題は片付きました。

 お父さんは、仕事に集中するようになった。
 そして、1年後に仕事場で倒れて、帰って来なかった。

 お母さんは連絡さえしてこなかった。
 そういう人だったのだろう。

 私は、お母さんの代理人をしていた人に連絡をして、お父さんの訃報を伝えた。
 すぐに、代理人さん・・・。弁護士さんが私を訪ねてきた。そして、いろいろな手続きをしてくれた。私は知らなかった。でも、しなくてはならなかった手続きをしてくれた。お金の心配もあったけど、お父さんの会社の社長さんが訪ねてきて、仕事中の事故で申し訳なかったと頭を下げてくれた。
 そして、お父さんがどんなに素晴らしい仕事をしていたのかを教えてくれた。

 初めて、お父さんの子供で良かったと思えた。

 私の生活が一変した。
 家では一人で過ごす。今までも、一人で過ごしていたけど、今度は本当に一人だ。誰も帰って来ない。

 一度、お母さんから連絡が来たけど、何かヒステリックに騒がしかったので、弁護士さんに対応をお願いした。
 もともとは、お母さんの代理人だった弁護士さんだけど、今は私が雇っている形になっている。話を聞くと、お父さんの知り合いの知り合い?だったようだ。

 お金の心配はあったけど、お父さんが残してくれた保険料が入ってきた。
 あと、お父さんの会社からも慰謝料と見舞金が入ってきた。どうやら、お母さんはこのお金が欲しかったようだ。もう、お母さんだとは思えなくなっていた。
 あの人は自分勝手な振舞いが多くなっている。確かに、お父さんが悪かったのは私もそう思うけど、お母さんは何をしたの?
 お父さんの稼いだお金を勝手につかって、私の為?ふざけた理由を言って、私に責任を押し付けないで欲しい。

 弁護士さんが苦笑しながら教えてくれた。
 どうやら、離婚の話も元々はお父さんから言い出した話のようだ。
 お母さんのお金の使い方と私に対する接し方が問題だと思ったようだ。それに合わせて、お母さんのご実家にも問題があった。お父さんの会社に、お金の無心に来ていたようだ。断っていたが徐々に酷くなってきて、離婚を言い出したらしい。
 そして、離婚の原因だと私に教えられた”お父さんの浮気”もお母さんたちが仕組んだことの様だ。もうお父さんが死んでしまったので、真相は解らないが、私が気になるのなら、調べるのも可能だし、お父さんが払った慰謝料を取り戻すこともできる。弁護士さんが、成功報酬で構わないというのでお願いした。
 そうしたら簡単に真相がわかった。
 お父さんの浮気は、お母さんの実家の・・・。お母さんのお姉さんが仕組んだ事で、お姉さんの務めていたバーの女の子を雇った。お父さんが接待で使うようにお母さんが誘導して、お店を訪れたお父さんのお酒に睡眠薬を入れて眠らせて、雇った女の子が隣で一緒に寝ているような写真を撮影する。
 簡単に言えば、お父さんは騙されたのだ。

 妹と弟は、無事に向こうの家に染まった。
 もう妹とも弟とも思えなくなっている。

 お父さんのお父さんやお母さんは既に死んでしまっている。お父さんのご兄弟も居たのだけど、死んだり行方不明だったり・・・。

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